今夏おすすめのフィンランド個性派の宿4選

日常の喧騒から離れて、静かな休暇を過ごしたいと思いませんか。オーランド（Åland）諸島に浮かぶ面積28ヘクタールのプライベートアイランド、スヴィスカー（Sviskär）島に行けば、究極の隠れ家と静寂が手に入ります。

島には、フィンランド外海の群島にみられる古い漁村の伝統様式に則って設計された、素敵な「隠者の小屋」があり、最大4人まで快適に宿泊できます。スヴィスカー島には電気がないので、完全に日常から離れ、自然の静かな環境音に耳を澄ませてみるのもいいでしょう。

日中は、手つかずの自然が残る島の海岸沿いや野生のキノコやベリーが採れる緑豊かな森でのんびりと散策を。夜は、パラフィンランプが優しく照らす伝統的なログコテージでくつろぎのひとときを。さらに本格的な体験をご希望の場合は、島の薪サウナでサウナを楽しんだ後にバルト海に飛び込んでリフレッシュすることをお勧めします。

家族経営の浮き筏型宿泊施設ウフクア（Uhkua）に泊まって、フィンランド最大の湖であるサイマー湖の静けさに包まれてみませんか。リサイクル素材で作られた独特なデザインの隠れ家は、手漕ぎボートでアクセスでき、素晴らしい湖の景色に囲まれています。最大3名まで宿泊可能です。

サイマー（Saimaa）湖でひと泳ぎしてリフレッシュした後は、フローティングサウナや伝統的なログサウナでくつろぐことをお勧めします。冒険したい気分なら、カヌーをレンタルして、アストゥバンサルミ（Astuvansalmi）にある古代の岩絵など、サイマー湖の隠れた名所を探検することもできます。

ホストのアスタとイルッカは、細部まで行き届いたサービスと心づくしのおもてなしで歓迎し、ウフクアでの滞在を思い出深いものにしてくれるでしょう。サイマー湖の穏やかな水面に浮かぶ素晴らしい宿泊施設で、日常生活のプレッシャーから逃れ、自然とのつながりを取り戻してみませんか。

ポルヴォー（Porvoo）にあるペッリンゲ・マリーナ（Pellinge Marina）ブティックリゾートの宿泊施設、 ヴィラ・ベルグ（Villa Berg）で特別な体験をしてみませんか。「岩の別荘」の名にふさわしいモダンなヴィラは、この地域の海洋遺産へオマージュを捧げた宿泊施設です。10年以上前にペッリンゲ群島の希少な黒岩を掘り出し、2024年初頭に完成しました。

崖の上に佇むヴィラ・ベルグの魅力は、広々とした窓から見渡せる海のパノラマビュー。釣り体験やジェットスキーサファリから、地元の博物館や美術館の見学まで、さまざまなアクティビティを楽しみながら、ペッリンゲ諸島の美しい自然と豊かな文化を満喫できます。

文学ファンなら、この近くで夏を過ごしていた、人気作品『ムーミン』の作者トーベ・ヤンソンゆかりの地であることに喜びを覚えることでしょう。オープンハウスの週には、ペッリンゲにあるヤンソンのお気に入りスポットを巡るガイド付きツアーや、近くのクロフハルン（Klovharun）島にあるヤンソンの夏の別荘を訪問するガイド付きツアーが催行されます。

ユヴァスキュラ（Jyväskylä）からわずか30分のイルマタル・エアプレーンロッジ（Ilmatar Airplane Lodge）では、フィンランドの田園地帯で唯一無二の体験を楽しむことができます。発端は、若い起業家グループが退役した旅客機をオークションで購入し、素晴らしい宿泊施設に改造したことでした。絵のように美しい田園地方に飛行機を運び込み、必要な改修を終えた後、イルマタル・エアプレーンロッジは2024年6月に営業を開始しました。

ロッジには8名まで宿泊可能な施設が整備されています。プライベートジェット機、航空管制塔をイメージしたヴィラ、スカイラインの穀物庫という、3つの宿泊オプションが用意されています。イルマタルには、個性的な宿泊施設のほかにも、設備の整ったキッチン、映画鑑賞にぴったりな居心地の良いラウンジ、友人や家族とバーベキューを楽しむ夜に最適なテラスもあります。フィンランドの伝統的な庭遊びに興じて、ロッジでの休暇に地元の文化の薫りを加えても良いでしょう。

リラクゼーションには、2つあるサウナと屋外ジャグジーをお勧めします。航空管制塔の中にある薪サウナでくつろいだり、退役した飛行機の胴体に巧妙に組み込まれた飛行機サウナを体験することもできます。